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10.06.21荷動き急増でコンテナ不足深刻に
世界的な景気回復によるコンテナ荷動き増加で、運賃水準も回復している一方で、北米、欧州航路の基幹航路はピークシーズンを迎え、スペースタイトに加え、今年はコンテナ不足が深刻化、空コンテナ争奪戦が起きている。一方でコンテナメーカーが中国に一極集中する中、新造コンテナの価格も急騰している。
コンテナ船社は2008年9月のリーマンショック後の荷動き減に対応した固定費削減のためリースコンテナの返却や保有コンテナの売却、スクラップなどを通じてコンテナフリートの在庫を縮小した。
全世界に流通するコンテナは約2,700万TEUで、通常はコンテナの代替などで年間約300万TEUの新造コンテナが発注されている。しかし、昨年は船社が新規発注を見合わせたことから、コンテナ生産量も約35万TEUと例年のおよそ10分の1にまで急低下した。これは世界のコンテナ生産の9割を占める中国のコンテナメーカーが生産ラインを休止、従業員をレイオフして生産量を落としたためだ。しかし、昨年秋から荷動きが回復し、船社も新規発注を急いだが、一度縮小した生産ラインがもとに戻るには時間がかかり、今年前半で70万TEU程度を生産するのがやっとだった。
一方で、コンテナ製造コストの50%以上を占めるといわれる材料のコールテン鋼(コンテナの壁財に使われるサビに強い鋼板)が鉄鋼原料の高騰で上昇する中、コンテナ販売価格は20'型ドライコンテナで昨年比40〜50%も高騰、いまや新造コンテナ市場は完全に売り手市場となり、価格はメーカーに握られている。
コンテナの手当が難しいこと加え、船社の大規模な係船による運航スペースの削除や、減速航行の継続でコンテナ洋上在庫が増加していることもコンテナ不足に拍車をかけており、こうした状況は当分つづきそうだ。














