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18.10.05UNCTADが2018年版海上輸送報告書
国連貿易開発会議(UNCTAD)は3日発表した2018年版海上輸送報告書で国際海運産業が直面する世界的な貿易紛争、保護主義を中心とした主要課題を取り上げた一方で、2017年の世界の海上荷動き量は4%伸び、2018年も同様の伸びを予想する一方、2017年の船腹供給量は3%の伸びにとどまり、需給が改善、タンカーを除く運賃市況が上昇、コンテナ船業界は17年末で総額70億ドルの利益を確保、コンテナ船、ドライバルク船の需給改善は今年も続き、長期的にも海上荷動き量は2023年までで年率平均で3.8%の伸びを見通した。ただ、米中貿易摩擦などが成長を狂わせることが懸念されるとしている。
2017年の海上荷動き量は前年比4%(4.11億トン)増の107億トンで、うちコンテナ貨物は2年間の低迷から6.4%増に転じ、バルク貨物が1.7%増、石油・ガスも3.9%増となり、2018年も4%増えるとみる一方で船腹供給量は4,200万総トン(3.3%)の増加にとどまった。
コンテナ船は集約化が進み、東西航路では3大アライアンスによる船腹量のシェアが93%に達し、アライアンス内部の運賃競争はあるが、配船合理化や港湾との交渉力が強まった。船腹過剰は続き、発注済みコンテナ船の3分の2は14,000TEU超型が占めている。
一方、2017年の上位20港のコンテナ取扱量は7億5,220万TEUと前年より4,230万TEU(6.5%)増加し、今後も経済成長やインフラ整備計画で港湾での取り扱いは活発化していくとみる。
今後の海上輸送の見通しをみるうえでのカギとして(1)輸送需要の不確実性(2)E-コマース、一帯一路の進展(3)船腹供給動向(4)船社のM&Aによる集約化、アライアンス形成(5)アライアンスの再編、大型船の投入による船社と港湾、競争当局などとの関係(6)規模だけなく技術の進展による船社の評価(7)環境対策の7点をあげている。
(オーシャンコマース提供)














