新着情報
JIFFAの最新ニュースをお届けします。
21.05.07世界の航空貨物需要回復が持続、通年で13%増の予想
国際航空運送協会(IATA)によると、3月の世界の航空貨物荷動きは重量で過去最高となり、貨物トンキロ(CTK)ベースでは前年同月比22.1%増加、国際貨物も22.6%増と大幅な伸びとなったが、これは前年がCOVID-19の影響で異常なマーケット状況だったためで、パンデミック以前の19年との比較では4.4%増と回復基調が持続している。前月との比較では0.4%の微増にとどまったが、これは2月の実績が19年同月比で9.2%増、前月(21年1月)からは1.8%増と急上昇したことや、3月のアジア太平洋とアフリカの市場がそれぞれ前月比で2.5%、5.9%のマイナスとなったためで、堅調に回復している状況に変わりはない。今年第1四半期ではCTKの伸び率は5.6%で19年の水準を上回り前年同期比では14.1%増と2ケタの伸びとなった。
貨物マーケットを取り巻く環境は良好で、PMI(購買担当者景気指数)調査では輸出の世界需要はロックダウンの解除によって企業活動が活発になり、製造業PMIの新規輸出指数は2月の51.0から53.4へと2.4ポイント上昇、世界の商品貿易量もオランダ経済政策分析局(CPB)のデータでは前月比で0.3%増と9カ月連続のプラスで、このような継続的な伸びは過去20年間では初めてだという。IATAの最新予測では21年のCTK伸び率は前年比13.1%、19年比で2.8%が見込まれている。
一方で、キャパシティは今年初めにCOVID感染の再拡大による旅客便の休止で一時的に落ち込んだものの回復しつつあり、3月は前月比で5.6%増加、19年同月比ではマイナス12%の水準まで回復してきた。国際線の貨物専用機のスペースは19年比で20.6%増加したがベリースペースは38.4%のマイナスだった。地域別ではアジア太平洋と北米が前月比でそれぞれ13.3%、6.5%のプラスで急速に改善しており、とくに北米は19年同月の水準を3.8%上回るまでに回復したが、欧州と中南米は低迷している。
3月のロードファクターは需要の上昇にキャパシティが追いつかず高い水準で推移しており、国際・国内貨物合計では世界全体で58.8%となり19年同月比で9pt改善、もっとも高かったのが欧州の68.5%で欧州地域としては過去最大となった。国際貨物は世界全体で67.3%、19年同月比で12pt上昇、地域別ではアジア太平洋の78.4%が最大で、それぞれ過去最高を更新した。
(オーシャンコマース提供)














