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国際商業会議所(ICC)の国際海事局海賊報告センター(IMB PRC)がまとめた2021年上半期(1〜6月)の、世界の海賊行為報告件数は1994年以来過去最低となる68件で前年同期の98件から30件減少した。うち、船内への侵入に至ったものが61件と全体の9割を占め、4件は何らかの攻撃を受け、2隻は火器による発砲を受け、1隻がハイジャックされた。

件数は減少しつつも乗組員への攻撃を伴う凶悪性の高い犯行は高止まりしており、誘拐された乗組員は50人にのぼり、3人が身代金目的の人質になり、1人が殺害、1人が攻撃により負傷している。

ギニア湾沿岸は依然ホットスポットとして事件の32%が発生し、誘拐を伴う事件は全てこの海域で発生している。凶悪性の高い誘拐事件の発生件数自体は2019年第2四半期以来の低水準となっているものの、同海域では小型漁船から大型貨物船まであらゆる船舶が襲撃の対象になっているため、関係者に警戒を呼びかけている。

シンガポール海峡では16件発生し、前年同期より5件増加した。犯行はいずれも場当たり的な強盗行為だが、犯行グループはナイフなどで武装していることが多く、船員が攻撃により負傷するケースが3件発生している。

ペルー・カヤオ港沖では2件増の9件の報告があり、乗組員が一時人質になったり暴行を受けるなど凶悪化しつつある。またフィリピン・マニラ湾でも4件の発生が報告されている。


(オーシャンコマース提供)


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