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世界貿易機関(WTO)が発表した2021年9月の商品貿易指標(Goods Trade Barometer)は99.5とベースラインの100に近いが、8月に発表した6月の110.4からは10.9ポイントも急低下した。商品貿易指標の低下は、輸入需要の減少と自動車や半導体などの広く取引されている商品の生産と供給の混乱が要因としている。

同指標は輸出受注や自動車生産・販売などから算出、100を上回れば商品貿易が拡大、下回れば縮小傾向を示し、世界貿易の実態をいち早く把握する指標となっている。

指標を算出するもととなる構成要素指標のほとんどが大幅に低下し、とくに自動車生産指標は半導体の供給不足で85.9と総合指標を下回り、電子部品指標も99.6、輸出発注指標も97.8と縮小傾向を示し、コンテナ海運指標(100.3)と原材料指標(100.0)はベースラインに戻った。

航空貨物指標は106.1となり、荷主が世界の主要港での滞貨で海上輸送の代替輸送手段として航空便の利用を活発化させたことで、唯一拡大傾向を示した。

WTOによると、商品貿易量は今年第2四半期(4-6月)に前年同期比22.4%増と大幅に増えた。輸入の需要増と前年同期が新型コロナの第1波で前年同期比15.5%も大幅減少した反動によるもので、今年に入ってからは一貫して増加傾向をみせている。

WTOの最新の貿易予測では2021年が年間で10.8%増、2022年は港湾混雑が緩和する可能性があるが、コンテナ取扱量は過去最高レベルを維持する見通しから、下半期に成長が鈍化するため年間では4.7%増になるとみている。


(オーシャンコマース提供)


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