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豪州独禁当局である豪州競争・消費者局(ACCC)は、このほど最新の年次コンテナ港運報告書をまとめた。この中で、コンテナ貨物需要は今後20年間で約3倍に拡大すると予測されていることから、港湾荷役業者は新たな投資や生産性を向上させるためもっと競争が必要と指摘した。
ACCCは豪州の独禁法である1974年貿易取引慣行法に基づき、競争政策の側面からアデレード、ブリスベーン、バーニー、フリマントル、メルボルン、シドニーの主要6港のコンテナターミナル運営事業者の料金、コスト、利益などをモニター、毎年報告書をまとめている。
ACCCでは、港湾荷役業者の競争が高まると、コスト削減の圧力がかかり、これより港湾を利用する消費者や企業への価格引き下げにつながり、一般的には競争は生産性を高め、より投資を促し、料金が安くなるとし、1998年の港湾労使紛争の後、港湾荷役作業の生産性が改善されたものの、01年6月から一部の作業の生産性が落ち、シドニーを中心に主要港での混雑が激しくなっているとし、港湾改革が長引いていることに懸念を表明している。
現在、豪州主要4港(ブリスベーン、フリーマントル、メルボルン、シドニー)の荷役業務は、Patrick Stevedores Operations Limited(豪州)とDP World(UAE)の2社独占体制となっている。しかし、ブリスベーン、シドニーでは2012年からHutchison Port Holdings(HPH、香港)が新規参入することになっており、ACCCでは主要港での料金、コスト、利益性を引き続き監視していくとともに、取扱量の少ないアデレードの2社、バーニーの1社による港湾荷役も監視していくことにしている。














