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11.08.19上期の日中貿易1,631.5億ドル、震災で輸出鈍化も過去最高額
日本貿易振興機構(ジェトロ)がまとめた財務省貿易統計(円ベース、輸出は確報値、輸入は速報値)をドル建て換算した11年上半期の日中貿易は、総額1,631億5,101万ドルで前年同期から17.9%増加し、上半期ベースで過去最高を記録、半期ベースでも前期(10年下半期)に次いで史上2番目の水準となった。このうち輸出が782億267万ドル(14.3%増)、輸入が849億4,834万ドル(21.4%増)と輸入の伸びが輸出の伸びを上回り、対中貿易赤字は67億4,568万ドルで前年同期から4.3倍に増加した。
通年では輸出は中国政府の金融引き締めや震災による前半の鈍化で10年より伸びが低下する見込み。一方、輸入は現地生産の進展、スマートフォン需要の拡大などで下半期も上半期並みの伸びを確保する見込みで、通年の貿易総額は過去最高となった昨年をさらに上回る可能性が高い。ただ震災による輸出鈍化により、対中貿易赤字は6年ぶりに増加する見込み。
11年上半期の対中輸出は中国経済の高成長を背景に高い伸びで推移していたが、震災以降は電気機器、原料別製品、輸送用機器などを中心に伸び率が大きく低下した。
品目別では日本企業の対中直接投資増加や中国での生産拡大を受け、半導体・フラットパネル製造装置や工作機械、繊維機械、産業用ロボットなど一般機械が高い伸びをみせたほか、世界的なスマートフォン需要によりフラッシュメモリー、インダクターなど関連部品や原材料が増えた。
一方で震災によるサプライチェーンの乱れを受け自動車と部品が減少、これまでけん引してきた半導体電子部品も伸びが低下し、原発事故による輸入規制で食料品も大きく減少した。
輸入は引き続き堅調で、品目別ではスマートフォンの普及拡大で通信機が急増、レアアース、レアメタルの価格上昇により化学製品も大きく増加した。また震災の影響では扇風機、発電機、電池、懐中電灯、ポータブルラジオが急増したが、半導体等電子部品は日本からの前段階部品輸出が減ったことで横ばい、自動車部品も伸びが低下した。
衣類は中国製の単価上昇などで高い伸びをみせ、食料品も2ケタの伸びで推移した。














