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ジェトロ(日本貿易振興機構)がこのほど発表した12年上期の日中貿易は総額が前年同期比1.1%増の1,650億5,540万ドルと上半期ベースで過去最高を記録、半期ベースでは11年下半期(1,817億6,347万ドル)に次ぐ2番目の水準となった。7月に発表された財務省貿易統計(円ベース、輸出は確報値、輸入は速報値)をジェトロがドル建て換算したもので、輸出は5.7%減の737億1,942万ドル、輸入が7.5%増の913億3,597万ドルと過去最高で、貿易収支は日本側の176億1,655万ドルの赤字となった。輸出が減少したのは上半期ベースでは09年以来のこと。この結果、日本の赤字額は前年同期から2.6倍に拡大し上半期ベースでは07年以来5半期ぶりに100億ドルを突破した。

上期の輸出額が減ったのは中国経済の減速に伴う内需の伸び悩みで一般機械や鉄鋼など原材料の輸出が一部品目を除き減り、一方で映像機器や乗用車など一部消費財は高い伸びを示した。輸入額は上半期ベースで過去最高を記録。スマートフォンの需要拡大に伴い引き続き通信機の輸入が増えたほか食料品や自動車部品も増加したが、日本の内需伸び悩みもあり1ケタの伸びにとどまった。
日本の貿易総額に占める中国のシェアは19.3%と前年同期比で1.3ポイント低下し、上半期のシェアが20%を切ったのは08年以来のことで日中貿易の総額は前年同期比微増となった。

また、12年通年を展望して日本の対中輸出は減少傾向が続くと予想。中国政府は、経済のより一層の減速を回避すべく金融緩和に向けた動きを活発化させているが、4兆元の大型景気刺激策にみられた大規模な需要創出策の実施には慎重であり、景気対策に伴う需要増は限定的とみられ、加えて中国の工業生産も伸び悩みが続くとみられるため対中輸出の減少が続く見込みという。

一方の輸入は、スマートフォンなどの輸入拡大により、小幅ながら増加が続く。12年通年の貿易総額は過去最高を更新する可能性はあるものの、大幅な増加は見込めないとし、通年の対中貿易赤字幅は、これまでで最大であった05年(287億 6,472万ドル)を上回る過去最大を記録する可能性が高いとみている。


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