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18.04.13AlixPartnersが2018年のコンテナ船業界展望
米国の大手コンサル企業、AlixPartnersは最新レポートでコンテナ船業界は2017年の穏やかな業績改善をみせたが、勢いを維持するには燃料コスト増や船隊拡張にともなう供給過剰という二重の課題に対処する必要を指摘、2018年は明暗が交錯した見通しを示した。
レポートによると、2017年の売上高利益率は前年の-0.4%から+3.22%へプラスに転じ、一部船社はEBITDA(税引き・利払い・償却前利益)が前年の-5%から-2%に改善した。
運賃は2017年上半期に強含みとなったがいぜんとして低迷、旧韓進海運(韓国)が経営破綻した2016年前に戻っただけで、船腹過剰の脅威で低水準のままとした。
船腹量は推定で2,035万6,000TEUと2017年の3.3%増から今年は4〜5%の増加を予想、昨年9月以来、20隻・44万TEUの新造船が発注、今年引き渡しを受ける新造船は130万TEUで、うち約30%が18,000〜25,000TEU型の超大型船が占め、この結果、新造船の船腹量の増加スピードが解撤量を上回り、業界集約化の効果を減殺、長期的に供給が需要を上回る状況が続く限り、運賃を引き続き圧迫、マージン拡大には4〜5%の需要増が必要と説く。
また、燃油価格が2016年初めから今年初めには2倍に高騰、運航コストが再び増加していることに注意するよう警告、大手荷主が低硫黄燃料割り増し料の負担を拒否するなど変動する燃料価格の費用を他の方法で下げる努力が必要ともしている。
さらには予測できないサイバー攻撃や英国のEU離脱(Brexit)、トランプ政権の米国第一主義や不安定な金融市場のような幅広い問題も浮き彫りになる中、コンテナ船社が業績を改善させるには、(1)船腹量の3分の2を握る大手5船社による運賃設定の自己管理(2)コスト管理(3)新造船の抑制、が不可欠とし、2018年は大手5社とニッチ市場専業の中小24船社の2層に業界が再構成されることになり、船社は業績の向上、投資抑制の強化、専門分野、規模拡大の戦略を強化することがこれまで以上に重要になると指摘している。
(オーシャンコマース提供)














