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国際フレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)は7日、JIFFA物流セミナーをオンライン開催し、アッツ・コンサルティングの坂東篤代表が「ミャンマー・タイ間クロスボーダー輸送とミャンマー物流最新事情」と題して講演、クロスボーダー輸送(陸上)は海上輸送よりも運賃は高いものの、輸送時間が短いこと、港湾混雑が回避できるなどのメリットがあることなど、実際に2月にトライアル輸送した結果を説明した。

ミャンマー・タイ間は、海上輸送はマレー半島をう回するため3,500kmと長距離となり、レムチャバン~ヤンゴン間の輸送日数はドアツードアで14日間、一方陸路は900km、4~5日間の輸送となる。両国間クロスボーダー輸送(陸上)は、双方のトラック間の積み替えありと、積み替えなしの2通りがあるが、積み替えなしは規制があり、車両や運転手についてはトランシップが申告なしに対して、ノントランシップは毎回申告が必要で、運転手はビザが必要となる。

積み替えなしは、ルートと行先が限定されるとともに、トランシップに比べ速い、安いというメリットはあまり享受できない。またタイは規制が緩いがミャンマー側は厳しいため注意が必要だ。クロスボーダー輸送は、積み替えあり・なしに関わらず運賃が海上運賃より40フィートコンテナで700ドルほど高い。今後、貨物量が増加すると状況も変わるとみられ、ローカルの物流企業と提携し、サービス開発や改良を進めることが不可欠だと指摘した。ミャンマー・タイ全体のサプライチェーン改善で付加価値を創出することが求められる。さらに日系企業だけでなく、タイ、ASEAN、欧米などの企業もターゲットにすべきだ。またミャンマー側の輸送約款と保険の確認を行うことなどの注意点も指摘した。

ミャンマーの貿易は、輸出は天然ガス、輸入は石油(ガソリンなど)とどちらも鉱物性燃料が1位。

日本からの輸入では、自動車、機械、部品など、日本への輸出は委託加工の衣類。現在、ミャンマーは、インフラ・プロジェクトカーゴ、製造業向け、商業向けの3つの物流機会が同時に到来しているという。

ミャンマーでは、内陸保税倉庫(Ywar Thar Gyi Dry Port)が始動、またティラワSEZ(経済特区)は、100%外資による投資が可能で、行政手続きがシングル・ウインドウ、OSSC(ワンストップサービスセンター)の税関によるSEZ内での輸出入通関、輸入ライセンスに替わる輸入登録制度、Free Zone制度の導入などの優遇措置がある。


(オーシャンコマース提供)


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