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世界貿易機関(WTO)が先週発表した2020年12月の商品貿易指標(Goods Trade Barometer)は103.9と11月の100.7から3.2ポイント上回り、昨年上半期の急激な落ち込みから、世界の商品貿易が改善したことを示した。同指数は輸出受注や自動車生産・販売などから算出、100を上回れば商品貿易が拡大、下回れば縮小傾向を示し、世界貿易の実態をいち早く把握する指標となっている。

昨年第2四半期(4-6月)は新型コロナウイルス(COVID-19)の流行で世界商品貿易量が前年同期比15.2%減、第1四半期(1-3月)に比べても12.3%減少したが、感染予防と規制措置の緩和により、第3四半期(7-9月)には5.6%減へ大幅に回復し、WTOでは第4四半期(10-12月)も世界商品貿易量は堅調に推移する見込みだが、昨年3Qに商品貿易指標がピークに達し、今年上半期は貿易拡大のペースが続く可能性は低いと予測する。

また、WTOでは指数を算出する基となる構成指標のほとんどは、昨年11月を上回ったが、一部の指標は減速の兆候を示し、近い将来低下する可能があると指摘、さらに現在の商品貿易指標はCOVID-19の流行再拡大と変異ウイルスの出現の影響を完全に反映していない可能性があり、今年第1四半期(1-3月)の商品貿易に圧力をかけることになるとみている。

構成要素のうちもっとも信頼できる輸出発注指数(103.4)と自動車生産・販売指数(99.8)がピークに達したのとは対照的にコンテナ海運指数(107.3)、国際航空貨物輸送指数(99.4)は依然として上昇、電子部品指数(105.1)と原材料指数(106.9)も着実に昨年11月時点を上回っているが、これは一時的な買いだめを反映しているにすぎなといと分析している。


(オーシャンコマース提供)


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