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世界の航空貨物需要は今年1月にプラスに転じたあと、2月は勢いを増してCOVID-19以前の水準を上回る力強い伸びとなった。国際航空運送協会(IATA)のデータによると、貨物トンキロ(CTK)ベースで国際・国内合わせて前年同月比10.8%増と1月の6.1%を上回る高い伸び率を達成した。ただ、前年はCOVID-19の影響という特殊な要因があるので、通常の需要パターンを反映するため、19年との比較では9.0%の伸びで、米中貿易摩擦以前の18年の水準まで回復したことになる。前月比では1.5%の増加で、感染が悪化している中南米を除くすべてのマーケットがCOVID以前の水準を上回った(以下増減率はすべて19年同月との比較)。

一方で供給サイドは変異ウイルスの感染拡大で旅行規制が強化され、旅客機のスペース利用が期待できないため19年比で14.9%減と回復が遅れており、このためロードファクターは58.9%と高い水準で推移している。

航空貨物を取り巻く環境は、COVID-19の再拡大にもかかわらず製造業は力強く回復しており、2月の購買担当者景気指数(PMI)は53.9とプラスレンジを維持、新規輸出受注は前月を上回った。また、サプライチェーンの混乱によってリードタイムが悪化、このため生産工程での時間のロスをカバーするため航空輸送の利用が増えていることや、販売量に比べて在庫水準が低いことも航空貨物輸送量の急増を下支えしている。

2月のマーケット別国際航空貨物需要は、アフリカが44.2%増ともっとも伸び率が高く、北米が17.4%増で続いた。太平洋路線の需要は39%増と跳ね上がり、米国の追加経済対策の給付金1,400ドルでさらにeコマース需要の拡大が見込まれ、国際線のキャパシティも19年比で4.4%増大した。

アジア太平洋も10.5%増と2ケタの高い伸びを記録、キャパシティが23.6%減と停滞していることでロードファクターは77.4%と過去最高を更新した。欧州は4.7%増と2カ月連続のプラス。新たなロックダウンの影響はほとんどなく、航空貨物を取り巻く経済環境は良好に推移している。

中東も8.8%の需要増と好調で、主力のアジア線と北米線がそれぞれ27%、17%増加、これに対してキャパシティは14.9%のマイナスとなった。

中南米は20.5%減と唯一マイナスで、他の地域に比べ貨物需要を牽引する材料に欠けている。

アフリカは主力のアジア路線が好調で全体を押し上げ、これに対応してキャパシティも9.8%増大した。


(オーシャンコマース提供)


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