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24.05.29船腹、箱不足でSCFIは4週間で52%上昇
先週の中国輸出コンテナ輸送市場は、紅海危機による喜望峰経由の迂回ルートへの変更に伴う船腹とコンテナの不足が深刻化し、スポット運賃(THC除く)を反映した上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)は、日本、韓国航路が横ばいだったほかは上昇、総合指数(2009年10月16日=1000)は2703.43と前週比7.2%上昇し5週連続でアップ、紅海危機前の高値だった2239.61を20.7%上回った。
4月26日以降の4週間で52%も急騰した。
先週のSCFIを航路別にみると、東西航路は欧州航路が前週比11.8%上昇し3,409ドル/TEU、地中海航路が7.4%上昇し4,248ドル/TEU、北米西岸航路が13.3%上昇し5,189ドル/FEU、北米東岸航路が7.6%上昇し6,482ドル/FEUと好調だった。
南北航路も中東ガルフ航路が7.7%上昇し2,391ドル/TEU、豪州・NZ航路が2.4%上昇し1,289ドル/TEU、南米航路が5.7%上昇し7,065ドル/TEU、南アフリカ航路は15.5%上昇し3,888ドル/TEU、東・西アフリカ航路も16.2%上昇し5,352ドル/TEUと急騰した。
アジア域内航路は東南アジア航路が10.8%上昇し450ドル/TEUだったほか、関西航路が横ばいの292ドル/TEU、関東航路が横ばいの305ドル/TEU、韓国航路も横ばいの161ドル/TEUだった。
SCFIが過去4週間で約52%急騰したのは、SCFIの公表以降、パンデミックと紅海危機の初期の2回だけで、船腹とコンテナの不足が深刻化するネガティブサイクルに入ったのではないかという懸念が高まっている。
喜望峰経由の迂回ルートの利用を余儀なくされ、航海日数が長くなり、空コンテナがアジア、特に中国への返送が遅れており、世界最大手のコンテナメーカー、中国国際海運集裝箱(集団)(CIMC)の今年1~3月期のコンテナ販売量は前年同期比約6倍増の49.4万TEUに急増している。
北米航路では、スポット運賃の上昇で収益性を最大化するため、船社はNVOCC、フォワーダーへ割り当てる船腹を大幅に削減しており、こうしたスペースタイトな状況がスポット運賃の上昇をさらに刺激している。JOC-PIERSデータによると、今年1~4月累計のアジアから米国向けコンテナ荷動き量は前年同期比で19.1%増の560万TEUを記録し、小売業者は、伝統的な秋のショッピングシーズンまで輸入量は継続的に増加すると予想している。
一方、欧州航路では船社が短期間で需要が緩和されたり、船腹不足が改善される見通しにはないことから、CMA CGM(仏)は6月1日からアジア発北欧州向けFAKレートを6,000ドル/FEUに引き上げると発表した。最近、上海の輸出コンテナの平均滞留時間が4 1日と3年ぶりの高水準を記録し、需要の増加による港湾混雑が観測されている。
(オーシャンコマース提供)














