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13.02.2212年の日中貿易が総額で3年ぶり減少:ジェトロ
ジェトロ(日本貿易振興機構)はこのほど2012年の日中貿易をまとめた。今年1月に発表された財務省貿易統計(円ベース、輸出は確報値、輸入は速報値)をジェトロがドル建て換算した結果、貿易総額は前年比3.3%減の3,336億6,442万ドルと、リーマンショック後の09年以来3年ぶりに減少した。輸出は3年ぶりマイナスで10.4%減の1,447億944万ドル、輸入は3%増の1,889億5,498万ドルと過去最高を更新したが伸びは1ケタ台に鈍化、貿易収支は日本側の442億4,553万ドルの赤字となったため日本の赤字額は前年比2倍に拡大、初めて400億ドルを突破した。
輸出は中国経済の景気減速や反日デモなどの影響を受け建設用・鉱山用機械、原動機といった一般機械や鉄鋼、自動車の落ち込みが目立ち、特に自動車は反日デモが起きた9月以降大きく落ち込み10月には前年同月比82.4%減と年間最大の減少幅となった。日本の対世界輸出の減少幅は195.1億ドルで、うち対中輸出の減少額が167.6億ドルにのぼり日本の対世界輸出の増減寄与度は−2%と最大で、対中輸出の減少が日本の輸出減少の主因。
輸入はスマートフォン需要の拡大が続き通信機が増えたほか自動車部分品、食料品も増加。日本の内需伸び悩みもあり石油製品や化学製品、鉄鋼、非鉄金属などが減少した。日本の貿易総額に占める中国のシェアは0.9ポイント低下の19.7%と2年連続で低下している。
13年の展望では、中国経済は12年第3四半期を底に回復、対中輸出も徐々に回復に向かうものの構造改革を重視する中国で大規模な需要創出策の可能性は低いため対中輸出は増加に転じても伸びは小幅にとどまると判断。輸入は完成品に加え部品・原材料の現地生産の進展や、スマートフォンの需要が堅調であること、日本の景気回復や公共事業の拡大により、引き続き増加が見込まれる。これらを勘案して13年通年の貿易総額は12年の減少から増加に転じ過去最高を記録した11年を上回る可能性が高いとみている。














