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国際航空運送協会(IATA)の発表によると、2020年の世界の航空貨物需要はトンキロベースで前年比10.6%減と2ケタのマイナスで世界の商品貿易の6%減を上回り、IATAが貨物動向のモニターを開始した1990年以来最大の落ち込みとなった。国際貨物ではさらにこれを上回る11.8%のマイナスとなった。キャパシティは23.3%減、国際貨物で24.1%の下げ幅となり、需要減少の2倍以上の縮小となった。その結果、ロードファクターは前年から7.7%上昇、航空会社のイールドは改善、貨物事業は増収となり、旅客収入の壊滅的な減少を下支えした。

足元の12月の貨物需要は前年同月比0.5%(国際貨物は2.3%)減とさらに改善しているが、キャパシティはいぜん17.7%(同20.6%)減と需要の減少を大きく上回っており、旅客需要の低迷が続く中、需給逼迫が緩和する兆しは見えてこない。製造業は回復に向かい、新規輸出指数も成長の領域に入って世界経済は上向きになりつつあるものの、コロナ新型変異株の広がりで早期の旅行需要回復と需給改善は見通せず、21年も厳しい年になりそうだとIATAは分析している。

20年の主要マーケット動向では、アジア太平洋は需要が15.2%(同13.2%)減となる一方でキャパシティは27.4%(同26.2%)減となった。12月は中国、韓国経済の回復に後押しされて需要は改善しつつあるが、キャパシティは25.1%減でまだ需要と大きく乖離している。

北米は20年の通年で需要が1.1%増(同5.2%減)と唯一プラスを達成した。国際貨物はマイナスだったが好調な太平洋路線に支えられて12月は国際も3.1%増とプラスに転じたが、キャパシティは14.1%減と2ケタ減が持続している。

欧州は20年通年では需要が9.5%減(国際も9.5%減)となったが、キャパシティは15.1%減少した。12月の国際貨物需要は2.3%増へと好転したがキャパシティは18.2%減と改善は見られなかった。


(オーシャンコマース提供)


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