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21.06.11世界の航空貨物荷動きコロナ以前の水準上回り加速
世界の航空貨物マーケットは新型コロナウィルス(COVID-19)拡大ペース鈍化の兆しがみられるなか、北米、中東、アフリカが牽引し、4月もコロナ以前の水準を上回るペースで推移した。
国際航空運送協会(IATA)によると、4月の貨物需要は貨物トンキロ(CTK)ベースで国際・国内合計が19年同月比で12%増と2ケタの伸びとなった。前年同月比では48.3%増となるが、昨年の4月はロックダウンや工場の閉鎖で経済活動が一時停止するという非常事態だったため、以下はすべてコロナ以前の19年4月との比較とする。
航空貨物マーケットは製造業や世界貿易のV字回復や、サプライチェーンの需給関係がタイトなこと、さらに海上輸送のスペース逼迫やそれに伴う過去に例を見ない運賃の上昇で航空輸送に流れる貨物が急増、航空運賃も過去最高水準で推移しており航空会社の収益に大きく貢献している。貨物量はまだ感染拡大が続いている中南米を除くすべての地域で19年の水準を上回るペースで伸びており、とくに北米がもっとも好調で世界全体の伸び率12%のうち7.5ポイントと半分以上を占めた。
スペース不足は海上輸送ほどではないものの需要には追いつかず、4月のロードファクターは世界全体で57.8%、国際貨物は66.5%と19年4月比でそれぞれ11.2ポイント、15.0ポイント上昇、その結果運賃は19年4月と比べて約85%上昇、貨物量と運賃は過去最高に近い水準で推移している。
国際貨物の地域別では、北米はアジアからの旺盛な消費財の輸入荷動きでCTKは3月の16.9%増を上回る25.6%増を記録した。中東、欧州、アジアもそれぞれ15.3%、11.4%、9.2%と世界全体の伸び率に近い水準のプラスとなったが、3月のそれぞれ9.2%、0.7%、-0.3%に比べると大幅な改善だった。中南米は-32.7%と唯一マイナスでコロナ危機発生当初から大きな進展は見られないが、欧州、北米路線では4月に改善が見られた。
(オーシャンコマース提供)














